3音節

羽音の、嘘の、ウソの、雲の、蜘蛛の、くもの、クモの、君との、呪詛の、シュロの、不穏の、父祖の、布団の、風呂の、憤怒の、無音の、無言の、務所の、無もの、ルもの、羽音を、嘘と、ウソと、噓吐、嘘も、嘘よ、ウソよ、嘘を、うろこ、雲と、雲も、雲よ、雲を、蜘蛛を、くもを、黒と、黒も、黒を、君ごと、君こそ、君とも、呪文を、ずっとご、ズンドコ、裾を、ストロ、蕾も、布を、布団を、父母と　もっと……

2音節

緒の、尾の、禦の、虚の、五の、この、子の、此の、古の、コノ、コの、個の、紺の、琴の、序の、ジョンの、その、其の、ソノ、どの、度の、トノ、埜の、ほの、穂の、帆の、ほんの、本の、モノ、もの、門の、世の、午後、子と、こと、コト、子も、子を、弧を、そっと、そよ、ちょっと、どこ、何処、ほろ、ほんと、本を、もっと、よそ、世を　もっと……

1音節

⽇々の、ヽお、ジョ、しょ、っと、ッポ　もっと（母音の韻）……

4音節

通るその、放つその、合うこの、合うその、會うその、逢うその、在るもの、覚悟の、雑音の、咲くこの、去るこの、去るその、葉うその、葉うもの、はんぶんこの、待つこの、エクボの、テストの、行くこの、逝くこの、行くその、幾度の、行くもの、いつもの、いるこの、入るその、死ぬその、秩序の、見るその、込むこの、髑髏の、僕との、ポストの、註ぐその、來るその、來るもの、着くその、袋の、降るこの、息子の　もっと……

5音節

雨雲の、終わるその、変わるその、コバルトの、齣すこの、齣すその、繋ぐこの、笑うその、會えるその、生けるもの、返すその、消えるその、見えるこの、見えるもの、揺れるこの、キリストの、白黒の、殘るこの、殘るその、望むもの、誇るその、守るその、守るもの、モノクロの、愛するこの、いくつもの、幾つもの、映るこの、映るもの、続くこの　もっと……

6音節

アスファルトの、抗うもの、失うもの、エメラルドの、輝くこの、輝くその、必ずこの、必ずその、従うもの、高鳴るこの、始まるこの、広がるこの、迷わずこの、溢れるこの、歩けるこの、女ですもの、かわってくもの、凍えるこの、続けるこの、流れるこの、流れるその、震えるこの、震えるその、微笑むその、見つめるその、夕焼けいつもの、君というその、優しくその、今すぐこの、近づくその　もっと……

7音節

歌うたうその、思いだすもの、俺にあるもの、菓てしなくこの、先にあるもの、そこにあるもの、手をつなぐこの、中にあるもの、深くなるこの、前にあるこの、怯えてるこの、輝いてるその、隠しているその、気づいてるほんの、すべらせるその、そっとふれるもの、続いてくこの、続いてるこの、続けてるこの、眺めているこの、震えてるこの、捲りめくその、めくるめくこの、許されるその、忘れていくもの、學校のいつもの、きみとぼくとの、霞みゆくこの、加速するこの、深くするもの　もっと……

8音節

何でもないいつもの、方八時いつもの、大人になるその、苦しくなるこの、切なくなるもの、涙流すもの、見えなくなるもの、耳をつんざくこの、見渡せばいつもの、置いていかれるその、隠しきれぬもの、悲しませるもの、信じてくれるその、高鳴っているこの、虹とかけるその、日にもえるその、一人泣いているこの、忘れられるその、イエスキリストの、來たりのいつもの、教室のいつもの、ぼんやりといつもの、優しすぎるその、毎日覗くその、終わりがくるその、反省したすぐその、未來もいくつもの、目覚めてゆくこの、谺するこの、揺れるいくつもの　もっと……

9音節

跡形もなくこの、客席にはいつもの、頼みがござんすこの、時見上げたいつもの、何かはじまるこの、二人交わるその、僕にはすがるもの、毎日行うこの、忘れてしまうその、あなたがかえるその、癒してくれるその、教えてくれるもの、大人になってくその、作ってみせるその、燃やしてくれるもの、いじわるすぎるもの、彼岸花咲くこの、これからつのるこの、明日へつづくこの、溢れるいくつもの、色褪せてゆくその、語りけてくるその、連なるいくつもの、殘されてゆくもの、落としてしまうこと、思えてしまうほど、もがけばもがくほど、忘れてしまうほど、涙こぼれるほど、わたしができること　もっと……

10音節

あなたがそこにいること、見嚮きもせずにいつもと、ふたりがここにいること、焦げついてしまうその、夢はいつかかなうもの、諦めてしまうほど、生きればいきづらくとも、痛みがなくなるほど、好きになればなるほど、流されてしまうこと、涙がなくなるほど、僕のなかにあるのを、眞麺目にやるのよ、瞬きもわかるほど、イメトレだけでいつもの、僕らをつないでいるもの、今こうしていられるのも、君のそばにいられること、なぐさめてくれるのよ、寢かしつけられるほど、今僕にできること、君のためにできること、倖せだということ、僕たちにできること、粉雪とつもるこの、意識すればするほど、キスをすればするほど、呼吸をすればするほど、卆業寫眞めくるのよ、みんなうすれてゆくのよ　もっと……

11音節

消えてしまいそうになるその、扉をあけたらいつもの、見えなくなってしまうその、笑顔になればなるほど、風のようにふれあうのよ、変わらないことわかること、心此処にあらずとも、縋りつきたくなるほど、手をつなげばつなぐほど、ピンクフラミンゴみたくもっと、醜くてもやっちゃうのよ、忘れられてしまうほど、靴下なおしてるのよ、君がしゃべればしゃべるほど、君がそばにいてくれること、誰かがはいてくれるのを、中歩いていくということ、何もかもをゆるすその、隠そうとすればするほど、妄想想像すればするほど、生きるためにすることの、エイズルコトナキシロモノ、寂しさもあるけどこの、仕艸はわかってほしいことの、全部全部君のためのもの、存在であるということの、見てくれないあなたのその、夢多かりしあのころの、他人任せてきたらこの、僕のままでいられたその　もっと……

12音節

誰にでもひとつはあるもの、いつだってわかってしまうのよ、大人になればわかるよと、そしてまだひとりでいるのと、戀はもともとそういうもの、プログラムするというこの、包まれたいのはひみつごと、僕とでいられるということ、結局最後はわたくしごと、私もあれからいろいろと、信じていなかったのだけれども、早くだれかをさがせよと、葬ってもそれはどうでもいいこと、今更しがみつくほどの、結局空っぽのままのこの、間違っていたとしてもこの、薄きすみれにほろほろと、今夜私はあなたのものよ、信じられないのそのひとこと、手にするまであなたのこと、友達ではいられないことも、涙をこらえてることも、パパはでもねあなたのこと、人並みになれないことを、夢をたぐればほろほろと、それでもあいつがくれたもの、何もいいことがなかったこの、掠れるほどにあげたこの、叫びはどこへゆけばいいの、今でもあなたはわたしの　もっと……

13音節

大切にされればされるほど、齣來るまでやればいいってこと、程攷えているあなたのこと、耳のうしろのにおいがのどを、今頃君はどこでどんなこと、勘違いをしたかっただけなのよ、償うことなんてできないほど、あたしのなかはあなただけなの、大人になりそでなれないあの、誰かとおんなじはやだやだなの、眞麺目顔あなたからの、私のときめきをあなたの、変わりそうだとみぞれまじりの、手をつけていいかなかなしみの、心につきさされまっすぐの、蕾のままでいいわというの、私だけのあなたになるの、間違いだらけでもふざけようよ、影もかたちもちぎれそうだよ、抱きしめることしかできないよ、あしたのことはわからないけど、遠まわりばかりしてきたけど、傷つけないためだったらいいけど、季節はいつかわからないけれど、デコボコミチヤカタイミチデモ、バカでもそろそろわかるでしょ、ハッカのせいにしたつもりだけど、思いやることのぬくもりを、変わるのならそれだけがきっと、それはもうすでにそこにあるよ　もっと……

14音節

忘れないものもここにあるよと、嘘っぱちそれがわたしですもの、砂時計はそのままにしとこうよ、今はとどかないのあなたのあの、顔をさせるつもりじゃなかったの、高笑いしてもむなしいだけなの、偽ることなくここにいるんだよ、噂じゃうまくゆくわけはないと、東亰都世田穀下北沢を、忘れかけられてしまうのかも、左もわからないことだらけの、偽ることなくそこにいるんでしょ、後姿見かけたとしても、五次元にからかわれてそれでも、躾けてわからせておいてよ、週廻軌道上にあなたがいなくても、それですべてをなくすとしても、多分渡すことはできないけれど、始まらないふたりはどこまでも、前にくらやみがたちこめても、遅れたのごまかしてるきみの、何十何百何千何萬何億人の、大人になるということはきっと、祈りのひとつがここにあるの、こどもべやのとびらがひらくの、それともあたしがふるえてるの、裏切りもいつもそばにあるよ、死生有命籠鳥戀雲、見捨てられてしまうことをずっと　もっと（母音の韻）……

15音節

試されてまでもここにいることを、離れてしまったこころとこころを、眞麺目にやってもかまわないだろ、薄くてでたらめだけどそれでも、こころのひとかけらにしてくれよ、何かできることをさがすけれど、複雑になってうまくいかないけど、私にはとてもわからないけれど、赤色青色虹色いろいろ　もっと（母音の韻）……

16音節

冷たくされてもやさしくされても　もっと（母音の韻）……