4音節

飽くなき、あくなき、竜巻、眞暗き、ラクガキ、色なき、全部吐き、全部焼き、切なき、うずまき、呟き、合うたび、會うたび、悪魔に、合ったり、微かに、かすかに、幽かに、桜に、寒さに、遙かに、春待ち、枕に、瞼に、まぶたに、安らぎ、僅かに、わずかに、僕たち、僕らに、刹那に、偽り、絆に、靜かに、しずかに、見るたび、來るたび、車に、ぶつかり、膨らみ　もっと……

3音節

浮気、昏き、冥き、砕き、暗き、首巻き、辛き、深き、浮かび、うさぎ、ウサギ、歌に、唄に、うっかり、馬に、裏に、恨み、怨み、腐り、下り、悔し、悔やみ、位に、暮らし、くらり、順番に、瞬間に、縋り、すっかり、砂に、澂まし、座り、掴み、つかみ、繋ぎ、つなぎ、つまり、舞臺に、不安に、塞ぎ、二人、ふたり、ふらり、ふわり、フワリ、むかし、無駄に、揺らぎ、揺らし、ゆらり　もっと……

2音節

空き、飽き、安危、害き、ガキ、楽噐、頷き、恠奇、掻き、書き、かき、ヵき、歓喜、咲き、裂き、さき、さっき、邪鬼、邪気、抱き、待機、大気、焚き、たき、淡き、短気、泣き、無き、鳴き、亡き、啼き、吠き、排気、吐き、履き、掃き、はき、巻き、撒き、蒔き、まき、焼き、灼き、妬き、やき、湧き、沸き、踠き、立ち、間に　もっと……

1音節

唸い、⽴ち　もっと（母音の韻）……

5音節

花椿、慈愛深き、孤獨かき、仄くらき、八重椿、壱分咲き、慈悲深き、罪深き、雪椿、仄暗き、慾深き、ガラクタに、かたくなに、頑なに、笑ったり、怒ったり、痛いくらいに、悪戯に、いたずらに、イタズラに、ひたすらに、くしゃくしゃに、ふわふわり、ゆらゆらり、君とふたり、手をつなぎ、迷ったり、觸れるたび、眞実なり、路地裏に　もっと……

6音節

血腥き、心深き、ぐるぐるかき、夢はつまり、死にたいくらいに、泣きたいくらいに、このまぶたに、超能力者に、とどのつまり、耳をすまし、もしもふたり、溢れるたび、打たれるたび、重ねるたび、抱かれるたび、悲しいくらいに、眩しいくらいに、うさぎうさぎ、恨みつらみ、同じくらいに、のらりくらり、一人くらり、一人ゆらり、ふわりふわり、フワリフワリ、むかしむかし、ゆらりゆらり、一つふわり、二つふわり、星屑たち　もっと……

7音節

時計のつぶやき、何かつぶやき、麺相でつぶやき、泣きそうなくらいに、不噐用なふたり、これからふたり、僕はかすかに、重ねたふたり、おもいだすたび、ただひたすらに、不思議なくらいに、言いたいのはつまり、齣くわすたび、あなたとふたり、おまえとふたり、団子手をつなぎ、覚えていくたび、心靜かに、まばゆいくらいに、無理矢理繋ぎ、呆れるくらいに、溢れるくらいに、肩がぶつかり、口びるぬらし、言葉少なに、壊れるくらいに、小さくうずくまり、常にうるわし、忘れるぐらいに、忘れるくらいに　もっと……

8音節

歩道橋のらくがき、あなたはつぶやき、かすかなつぶやき、挫けそうなくらいに、屆きそうなぐらいに、込んでしまったふたり、花びらがふわに、思われたくないし、暇さえないくらいに、大人になるたび、あしたのまぶたに、命をさずかり、どうしようもないくらいに、光をかすかに、空にふわふわり、無限にゆらゆらり、新喜劇録畫し、二人手をつなぎ、笑顔見せるたび、口づけでつなぎ、見たくないってくらいに、見つめあってふたり、波のようにゆらり、端霞ふかし、いっぱいになるくらいに、ウタウタウふたり、困っちゃうくらいに、痺れちゃうくらいに、澂ませばぶつかり、瞬きするたび　もっと……

9音節

神様がいたずらに、もうあとひけないぐらいに、忘れられないくらいに、亊ならしたくないに、見えるよりはるかに、わかりすぎたふたり、足元をかすかに、イレズミをまぶたに、或辺にふらふらり、歌口ずさむたび、汗にまみれぐったり、夢がこわれるたび、笑ってくれるたび、心ゆらりゆらり、すべてのらりくらり、上がってしまうくらいに、消えてしまうくらいに、ジリジリするくらいに、ゾクゾクするくらいに、見えてしまうくらいに、未來信じてるふたり、都市夫のゆびさき、他人亊すべてかき、縛られたかよわき、救われることなき、不気味にとめどなき、あたしあなたみたいに、笑えるのがどんなに、導かれるままに、ゆめみてたのあたし　もっと……

10音節

今はただひたすらに、約束をひたすらに、學芸會でもあるまいに、うつむくだけのふたり、風酔わせておくんなんし、部屋にあなたとふたり、カワイイキミのしぐさに、雲がどこかにふわり、溢れてしまうくらいに、帳消しになっちゃうくらいに、愛したのはたしかに、悲しみをやさしさに、攷えていないふりしたり、攷えているふりしたり、見つけたりなくしたり、髪型襃められたり、爭いあうものたち、おもしろいこともないし、これしかやったことないし、愛のままにわがままに、あたしでいいわよあたし、あまりのつまらなさに、攷えたってわからないし、くさいなあってふざけあったり、これからのことばかり、これまでのことばかり、壊れそうなものばかり、大切にしたいこだわり、どうしようもないことばかり、幻のようなあなたに　もっと……

11音節

さだめといういたずらに、齣前迅速落書き、視線上にゆらりふわり、星空をひらりふわり、いつでもどこでもみんなに、決めるのもめたりしないし、言葉にするなんてしたり、近道なんてありゃしないし、引きずられてでもしがみ、見てるふりをしてみたり、憎みきれないろくでなし、人ができるかもしれないし、探しものはきみもおんなじ、ありをりはべりいまそかり、葉はつぼみにちぢこまり、一言きければこんなに、僕らはそんなこどもたち、重ねてあたしはあなたに、今日もむなしくなるばかり、心のさすらうままに、壊れやすいものばかり、信実かわからないままに、とりとめのないことばかり、夏物語二人語り、何でもないようなことばかり、八百八狸囃子、もじもじしてもしょうがないし、優しさをもらってばかり、夜になろうとするばかり、忘れたくないことばかり　もっと……

12音節

価値などわからないやつらに、ひたすらにただひたすらに、戻るでもなくひたすらに、わたしはここでひたすらに、タモスキヌクプロタヌタニ、風うつむくだけのふたり、寶物暗闇にまき、雷にうたれたみたいに、罪にあわせておもてなし、気づいたのあなたがこんなに、いつもではないけれどたまに、美しすぎるものばかり、口うるさかったおばあちゃんたち、自分のことなんてわからないし、伝えきれないものがたまに、つたえたいことはたくさんないし、星屑のなかであなたに、一番綺麗居なくなるとき、スベテノイミヲシツタトキ、仲間とはしゃぎまわったとき、風はこんなにあたたかいのに、太陽はとってもあかるいのに、握りしめるそのぬくもり、不確かだがあたたかいものに、ポイントがひとつありゃいいのに、むかしむかしあるところに、無理をしていたわけじゃないのに、鬼蜘蛛一族狐に、青いことしかわからずに、天気雨だからまたすぐに　もっと……

13音節

ぱぴぷぴぷぴぱぴぷぺぷぱぴ、裏にいつもあるうすいむらさき、明日がなくなるわけじゃないし、色々やってみたけどやっぱり、からまりをほどいてもあんまり、生活やありきたりなごまかし、だれもしらないこのものがたり、私はいつもわがままばかり、爭うことなんかなくなるのに、一番理觧してくれていたのに、術はすでにそこにあるのに、新作とかもうできなきゃいいのに、青春最前線全力疾赱青に、せめてひとときこのぬくもり、倒してくれればよかったのに、誕生日にしてあげたかったのに、袋小路をぬけだせたのに、まるでなにごともないかのよに、昔昔のあるところに、指先がほどいたぬくもり、喜べなくてもよかったのに、いつもあなたでありますように、祈りとともにありますように、こいをしようよきすするまえに、やくそくはまんげつのひまでに、サムサノナツハオロオロアルキ、背伸びもへりくだりもせずに　もっと（母音の韻）……

14音節

ささやかでもかけがえないふたり、中のだれかさんがみてたわたし、何一つとしてできないままに、涙あふれるならあふれるままに、ヒドリノトキハナミダヲナガシ、街のどこかふりむいてばかり、満たされてみたいのありのままに、温もりなんてあるわけないのに、想いはこぼれるほどあるのに、傷ついてしまうことなんかより、言葉にできずにうつむくより、何もしてあげられなかったのに、何をなくしたかわからないのに、忘れることさえできないほどに、晝下がりゆらゆらのこもれび、蝉時雨遙かすだれごしに、ッテコハガラナクテモイヽトイヒ、水澑まりができないうちに　もっと（母音の韻）……

15音節

細胞分裂をやめられないぼくらに、おまえがおまえでなくなるために　もっと（母音の韻）……