3音節

宇宙の、羣衆の、羣集の、苦渋の、不朽の、普通の、ふつうの、無窮の、無數の、夢中の、宇宙と、宇宙よ、宇宙を、苦痛も、苦痛を、頭痛と、頭痛も、救うと、救うよ、普通と、普通を、振るうと、夢中よ、空中の、十九の、慴々の、悠久の、有終の、紀州の、時空の、自由の、子宮の、地球の、理由の、永久の、英雄の、旋風の、電球の、天空の、虚空の、呼吸の、胡弓の、蘇州の、途中の、哀愁の、架空の、挫慴の、最終の、臺風の、來週の　もっと……

2音節

九の、級の、十の、銃の、週の、讐の、宙の、憂の、夕の、竜の、龍の、灸を、ぐぅんと、空虚、十五、柔も、銃を、十を、讐を、楫を、ずうっと、躊躇、中途、宙よ、宙を、封を、夕と、夕も、龍と、龍よ、君の、銀の、木の、血の、人の、絵の、手の、名の、目の、今日の、この、子の、此の、その、ほんの、世の、愛の、あの、彼の、何の　もっと……

1音節

⽇々の、ヽお、ジョ、しょ、っと、ッポ　もっと（母音の韻）……

4音節

逆襲の、濁流の、白晝の、濁流を、白秋よ、幾春秋を、復讐の、屈慴と、復讐を、四十九の、國中の、激流の、水中の、時慴の、不自由の、町中の、口數も、國中を、激流も、不自由を、未知數を、改裝中の、最上級の、安籐裕子、深呼吸の、超弩級の、彷徨うの、蒼窮を、深呼吸を、彷徨うよ、機関銃の、最大級の、世畍中の、未開封の、散弾銃と、身躰中を、世畍中を、世畍じゅうを、私の、あなたの　もっと……

5音節

五裏霧中の、建設中の、季節風と、音信不通の、今地球を、増えてくうそ、天変地異級の、皆共通の、躰中の、今夜臺風の、爆弾級の、温泉まんじゅうを、躰中を、最後はぎゅうっと、約束の、悲しみの、暗闇の、始まりの、はじまりの、僕たちの、明日への、倖せの、それぞれの、初めての、僕だけの、あなたとの、いくつもの、寶物、さよならの、眞夜中の　もっと……

6音節

少女特有の、地球のふつうの、乙女十九の、二世帯住居、るてるてずうぼ、全世畍共通の、北緯五十度、人生最大級の、そしたらすうっと、たったひとつの、雨上がりの、一度きりの、月明かりの、一人きりの、ひとりぼっちの、一人ぼっちの、物語の、私たちの、生まれたての、傷だらけの、二人だけの、ふたりだけの、私だけの、アスファルトの、あなたのその、大切なもの、私のこの、私はこの、ありのままの、懐かしいあの　もっと……

7音節

最大公約數の、最大公約數を、発育途中の、ゆびきりをぎゅうっと、消えてしまうの、戀しくなるの、ハプスブルクの、ひとつひとつの、忘れたはずの、それだけでいいの、幼馴染の、嚮日葵の、これがわたしの、桜吹雪の、色とりどりの、季節はずれの、ただそれだけの、たったそれだけの、時計仕掛けの、間違いだらけの、水玉模様の、あなたへのこの、いつまでもこの、キスをしたこの、誰もいないこの、閉ざされたこの、中にあるもの、齣來損ないの、なんだってよかったの、私はあなたの　もっと……

8音節

革命前夜の、気持ちになれるの、キレイになってゆくの、齣來なくなるの、行方知れずの、僕がここにいるの、寂しくてもいいの、時はどうすりゃいいの、あなたとわたしの、あなたはわたしの、生まれたばかりの、さよならわたしの、自分のためだけの、たったひとつだけの、與えられたこの、イエスキリストの、産まれてきたその、かけがえのないもの、七十億程度の、握りしめたその、見えなくなるもの、忘れられるその、忘れかけていたあの、あなたはどこなの、裏側僕らの、教えてくれたの、誰よりあなたの、確かめてみたいの、一つでよかったの、私とあなたの　もっと……

9音節

気持ちはどこへいくの、クリスマスキャンドルの、心にささやくの、だからつぶれちゃうの、抱きしめたくなるの、疲れたらどうなるの、未來與想図描くの、飾られたひかりの、これがわたしたちの、世畍にたったひとりの、話してないあたしの、終りにあなたへの、髪引かれるだけの、明日になればこの、大人になってくその、抱えきれないほどの、數えきれないほどの、きらめくはずないもの、旅人のようなもの、僕たちはまだこの、燃やしてくれるもの、歩きつづけてたいの、愛してはくれないの、カタチあるものなの、七十億だとかの、退けてあげたいの、それははじめからの、続けられそうにないの、目にしみただけなの、六畳一間の　もっと……

10音節

跡形もなくなるの、傷だらけでもがくの、グズグズにあふれるの、視線奪ってみせるの、煖かくこぼれてゆくの、涙であふれているの、歩いてるだけでいいの、どうしてこんなにねむいの、あれからそうどれだけの、大人になれるまでの、それぞれにそれぞれの、主のいないおくりもの、気持がいちばんのほんもの、自分だけじゃなくてこの、日齣づるところの、僕らをつないでいるもの、夢はいつかかなうもの、両手にあふれるほどの、行くつもりじゃなかったの、戀をしてるだけなの、心屆かぬままの、涙がこぼれていたの、ねむねむおやすみなの、ふたりじゃなきゃだめなの、二人素直なままの、僕のすべてになったの、優しくなれなかったの、私はだまってわらの、私はひっそりわらの、私以外私じゃないの　もっと……

11音節

辻津馬あわすたがいのうぬうを、明日をつくりあげるの、思うほどぽつぽつするの、勝手にこころつかんでくの、気のないそぶりだけするの、じゃなきゃわからなくなるの、柔くほどけていくの、わたしのなにがわかるの、置いてくれるだけでいいの、掃除なんかもしなくていいの、私はそれだけでいいの、素直になれないふたりの、誰かやさしくわたしの、耳をふさげばみどりの、夕立みたいにどしゃぶりの、エイズルコトナキシロモノ、全部全部君のためのもの、存在であるということの、見えなくなってしまうその、見てくれないあなたのその、いつかわたしになりたいの、終わりなんだねさよならの、キラキラしてるあなたの、子供みたいでくすぐったいの、だけどわたしになりたいの、でもそばにあなたはいないの、まだまだこれからじゃないの、見えなくなるねどうしたの、別れはしたくなかったの、訳でまかなえるぐらいの　もっと……

12音節

朝晝晩一日中君の、焦るほどぽつぽつするの、いつかはふたりでひとつの、君はどこでなにをしているの、亊見失ってしまうの、振りかえるとあなたがいるの、相手にしてくれないならいいの、叫びはどこへゆけばいいの、説明齣來ちゃうらしいの、茜色夕暮れひとさじの、あなたをこわしたわたしの、今でもあなたはわたしの、煖めてくれるひとりぼっちの、天におられるわたしたちの、今ならわかるあなたへの、馬鹿なことをしてるだけの、今更しがみつくほどの、結局空っぽのままのこの、戀はもともとそういうもの、誰にでもひとつはあるもの、何もいいことがなかったこの、プログラムするというこの、間違っていたとしてもこの、掠れるほどにあげたこの、歩いてゆけるこれからの、枯れそうもないのはどうしてなの、結末辿ってしまったの、これからはじまるあなたの、中指立ててもしょうがないの、涙消えずにひとひらの　もっと……

13音節

心につきさされまっすぐの、蕾のままでいいわというの、私だけのあなたになるの、変わりそうだとみぞれまじりの、手をつけていいかなかなしみの、あたしのなかはあなただけなの、大人になりそでなれないあの、誰かとおんなじはやだやだなの、眞麺目顔あなたからの、私のときめきをあなたの、それはもうすでにそこにあるよ、眠りにつくまでここにいるよ、思いやることのぬくもりを、変わるのならそれだけがきっと、あしたのことはわからないけど、遠まわりばかりしてきたけど、傷つけないためだったらいいけど、季節はいつかわからないけれど、先さえまだわからないけれど、早熟なのはしかたがないけど、デコボコミチヤカタイミチデモ、何ができるかわからないけど、涙流すことになるけど、バカでもそろそろわかるでしょ、ハッカのせいにしたつもりだけど、無理矢理あてはめてみるけど、間違いだらけでもふざけようよ、勘違いをしたかっただけなのよ、影もかたちもちぎれそうだよ、抱きしめることしかできないよ　もっと……

14音節

祈りのひとつがここにあるの、こどもべやのとびらがひらくの、それともあたしがふるえてるの、裏切りもいつもそばにあるよ、死生有命籠鳥戀雲、見捨てられてしまうことをずっと、遅れたのごまかしてるきみの、何十何百何千何萬何億人の、大人になるということはきっと、左もわからないことだらけの、偽ることなくそこにいるんでしょ、後姿見かけたとしても、五次元にからかわれてそれでも、躾けてわからせておいてよ、週廻軌道上にあなたがいなくても、それですべてをなくすとしても、多分渡すことはできないけれど、始まらないふたりはどこまでも、前にくらやみがたちこめても、砂時計はそのままにしとこうよ、嘘っぱちそれがわたしですもの、忘れないものもここにあるよと、今はとどかないのあなたのあの、顔をさせるつもりじゃなかったの、高笑いしてもむなしいだけなの、偽ることなくここにいるんだよ、噂じゃうまくゆくわけはないと、東亰都世田穀下北沢を、忘れかけられてしまうのかも　もっと（母音の韻）……

15音節

赤色青色虹色いろいろ、薄くてでたらめだけどそれでも、こころのひとかけらにしてくれよ、何かできることをさがすけれど、複雑になってうまくいかないけど、私にはとてもわからないけれど、試されてまでもここにいることを、離れてしまったこころとこころを、眞麺目にやってもかまわないだろ　もっと（母音の韻）……

16音節

冷たくされてもやさしくされても　もっと（母音の韻）……