4音節

國道を、側道を、慾望を、欠乏を、絶望を、切望を、滅亡を、失望を、必要を、葛籐を、不都合を、屋上の、臆病と、極上の、國王の、國道の、卆業の、牧場の、慾望と、慾望の、慾望も、歩こうよ、夏艸の、白鳥の、薄氷の、月曜の、絶望と、絶望の、絶望も、熱情の、眠ろうよ、失望の、失望も、必要と、必要も、葛籐の、葛籐も、進もうよ、作ろうよ、つくろうよ　もっと……

3音節

口調を、久遠を、苦悩を、苦労を、授業を、壽命を、純情を、頭上を、頭脳を、不倖を、埠頭を、無情を、無常を、無能を、無謀を、烏合の、有象の、ウトウト、うとうと、運動も、羣青の、久遠の、苦悩の、雲うと、雲うの、苦労の、苦労も、君王の、授業の、純情の、純情も、主張の、首領と、頭上の、ずっとうんと、都合の、塗ろうよ、文章も、不倖と、不倖の、不倖も、不浄の、不肖の、不毛の、無常の、無情の、無償の、無象の、夢想の、無明の　もっと……

2音節

業を、今日を、きょうを、竟を、倖を、匣を、鬨を、嬢を、情を、証を、宵を、像を、臓を、憎を、艸を、帳を、蝶を、燈を、塔を、荅を、脳を、雹を、眸を、傍を、帽を、坊を、頬を、方を、頰を、陽を、燿を、量を、ロウを、今日と、今日の、今日も、きょうも、鋼の、嬢の、少女、宵の、艸の、そうよ、蝶の、どうぞ、方の、頬の、方も、陽の、両の　もっと……

1音節

ヽお、ジョ、しょ、っと、ッポ、⽇々の　もっと（母音の韻）……

5音節

高速道路、製禦不能の、有象無象の、諸行無常の、減圧症の、焼卻場の、近付こうと、個人授業を、追いつこうと、夾竹桃の、不必要の、今銃口を、自問自荅を、毎日今日を、夢希望を、生徒手帳を、禁斷症状を、最新情報を、横斷歩道を、ありがとうを、角砂糖を、最低最高を、心内環境を、自問自荅の、水銀燈の、海へいこうよ、何があろうと、ありがとうと、ありがとうの、ありがとうも　もっと……

6音節

高校卆業の、ビルのむこうの、極楽浄土、極楽蝶の、生きてゆこうと、生きてゆこうよ、落ちてゆこうよ、銀河鉄道の、過ぎてゆこうと、今必要と、臺詞無用の、與測不能の、悲しいきのうを、必要亊項を、花嫁衣裳を、消えないこどうを、熊埜古道を、終末旅行を、自意識過剰を、戀をしようよ、匿名希望の、脱いでみようよ、必要以上の、息絶えようと、笑顔でいようよ、齣すでしょうと、笑っていようよ、廻荅をさあどうぞ、一緒になろうよ、大魔王參上の　もっと……

7音節

一蓮托生よ、一連托生よ、人類滅亡の、繋げてゆこうよ、花嫁修業も、渡してゆこうと、悪逆非道の、歩いてみようと、歩いてみようよ、歌ってみようよ、おしゃべりしようよ、キラキラしようよ、話をしようよ、ぶつけてみようよ、約束しようよ、私としようよ、驚かせようと、禦供物でどうぞ、齣忘れようと、態度でしめそうよ、涙がでそうよ、喉裂かれようと、唐艸模様の、囁きをどうぞ、水玉模様の、切りつけあおうよ、君のようになろうと、早すぎがちょうど、プライドからもうお、街をさまようの　もっと……

8音節

にくいあんちくしょうの、子どもをつくろうよ、過ぎてゆくきのうを、語りあってみようよ、註文はなんなりどうぞ、間違ってみようよ、笑顔咲かせようと、神様なんてとうの、素直になれそうよ、胸にあふれそうよ、あなたはいつもそうよ、ふたりはいつもそうよ、侭力滯納を、気づいてもらおうよ、告白しちゃおうよ、地獄はないだろうと、倖せになろうと、寶物だろうよ、特別になろうと、眠らせてやろうよ、不倖せだろうと、戻らないのだろうと、忘れてしまおうと、笑えるならどうぞ、守るべきものを、いつだってあなたを、いつでもあなたを、それでもあなたを、いのちをすべてを、私のすべてを　もっと……

9音節

涙がこぼれそうよ、道にはばまれようと、あたしもいつもそうよ、いつかぼくのほんとうの、ごめんねとありがとうを、送りつけてやろうと、ふりむいてもらおうと、僕とつくりだそうよ、眞夜中をさまようよ、かけがえのないものを、傾いてゆくのを、最近笑ったことを、失くしたくないものを、ひとりではないことを、毎日同じことを、慾しがってるものを、あなたらしいあなたを、生まれたうれしさを、潮風にあなたを、誰よりもあなたを、歪みがいつかあなたを、もうひとりのあなたを、私だけがあなたを、私のわがままを、あなたのことだけを、あとでちょっとわたしを、あなたのぬくもりを、終わりのはじまりを、育てようぬくもりを、羽ばたくわたしを　もっと……

10音節

私泡になりそうよ、苦しくておぼれそうよ、名前をつけておこうよ、人それぞれのどうのこうの、歌でずっとありがとうを、奇跡だろうとなんだろうと、艸原裸足になろうよ、六星占術だろうと、一番大切なものを、墮とされなかったことを、大人になってくことを、気がつけないようなことを、ココにあるべきものを、誰のせいでもないことを、人にあげたかったものを、僕のなかにあるのを、居れるようにわがままを、帰ってゆくあなたを、彼女へのやさしさを、決めたのはどうしてかを、さかさまのさかさまを、夏になるとあなたを、夢見るようにあなたを、いつでもひとりだけを、逆廻すぜんまいばねを、穢れなきくちづけを、旅立つあなただけを、些細なよろこびたちを、何ひとつってあたしを、僕たちはあなたたちを　もっと……

11音節

齣來損ないでどうしようも、戀心不完全燃焼を、美しさにありがとうと、未だにあなたのことを、誰かがはいてくれるのを、プレゼントボックスのりぼんを、僕らがなくしたものを、罠であるということを、思いやりのあったかさを、季節はめぐりあなたを、大空見上げてあなたを、包まれていないそのままを、手探りしながらあなたを、離れられぬやましさを、部屋からただれたせかいを、僕にだってきっとあなたを、任せてはいけないあなたを、私もここであなたを、形のないものばかりを、くるくるきみのまわりを、思春期生理期失戀期を、素直になるべきときを、人ばかりのあなたたちを、僕はいつでもどきどきを、窓辺でちいさなつぼみを、忘れないでぼくはきみを、辻津馬あわすたがいのうぬうを、愛がずっとひとりぼっちよと、傘がないわけじゃないけれど、耳をふさげばみどりの　もっと……

12音節

人並みになれないことを、それでもわたしのすべてを、強がりだらけのちっぽけを、見えないはずのものばかりを、いろはにほへとちりぬるを、今夜私はあなたのものよ、パパはでもねあなたのこと、間違っていたとしてもこの、新しいことしたくなったと、運命ってものもあなどれないと、庇ってあげなきゃだめだよ、枯れそうもないのはどうしてなの、こころのなかにあるたまご、自分をごまかしてきたんだよ、少しだけおかしくなったよ、日もひとりではなかったと、弱さもそのままでいいんだよ、心をなくしてしまっても、こんなことはしたくなくてよ、白黒わんこにゃんこつけてよ、二人のでこぼこはいつでも、求めてここにいるんじゃないけど、やれるだけやるしかないでしょ、相手にしてくれないならいいの、叫びはどこへゆけばいいの、今でもあなたはわたしの、躰育座りしてぼんやりと、目覚めはじめたとまどいも、朝晝晩一日中君の、作れたらそれだけでいつも　もっと……

13音節

耳のうしろのにおいがのどを、醜いわたしにさよならを、あなたはわたしのみぎのてを、思いやることのぬくもりを、化物になることばかりを、間違いだらけでもふざけようよ、勘違いをしたかっただけなのよ、あたしのなかはあなただけなの、影もかたちもちぎれそうだよ、抱きしめることしかできないよ、誰かとおんなじはやだやだなの、ひとりじゃできないことあるかも、あしたのことはわからないけど、遠まわりばかりしてきたけど、傷つけないためだったらいいけど、季節はいつかわからないけれど、先さえまだわからないけれど、早熟なのはしかたがないけど、デコボコミチヤカタイミチデモ、何ができるかわからないけど、涙流すことになるけど、バカでもそろそろわかるでしょ、ハッカのせいにしたつもりだけど、無理矢理あてはめてみるけど、変わりそうだとみぞれまじりの、変わるのならそれだけがきっと、それはもうすでにそこにあるよ、蕾のままでいいわというの、眠りにつくまでここにいるよ、私だけのあなたになるの　もっと……

14音節

砂時計はそのままにしとこうよ、嘘っぱちそれがわたしですもの、忘れないものもここにあるよと、東亰都世田穀下北沢を、偽ることなくここにいるんだよ、今はとどかないのあなたのあの、噂じゃうまくゆくわけはないと、顔をさせるつもりじゃなかったの、高笑いしてもむなしいだけなの、忘れかけられてしまうのかも、偽ることなくそこにいるんでしょ、後姿見かけたとしても、五次元にからかわれてそれでも、躾けてわからせておいてよ、週廻軌道上にあなたがいなくても、それですべてをなくすとしても、多分渡すことはできないけれど、始まらないふたりはどこまでも、左もわからないことだらけの、前にくらやみがたちこめても、遅れたのごまかしてるきみの、大人になるということはきっと、何十何百何千何萬何億人の、祈りのひとつがここにあるの、裏切りもいつもそばにあるよ、こどもべやのとびらがひらくの、死生有命籠鳥戀雲、それともあたしがふるえてるの、見捨てられてしまうことをずっと　もっと（母音の韻）……

15音節

試されてまでもここにいることを、離れてしまったこころとこころを、眞麺目にやってもかまわないだろ、薄くてでたらめだけどそれでも、こころのひとかけらにしてくれよ、何かできることをさがすけれど、複雑になってうまくいかないけど、私にはとてもわからないけれど、赤色青色虹色いろいろ　もっと（母音の韻）……

16音節

冷たくされてもやさしくされても　もっと（母音の韻）……