4音節

こんくらいの、色綵の、僕なの、僕等の、ぼくらの、ボクらの、ポプラの、あいつらの、悪魔の、喝採の、昨夜の、桜の、さくらの、櫻の、差すあの、さすらいの、たくさんの、沢山の、白馬の、白蘭の、枕の、瞼の、まぶたの、目蓋の、奴らの、決斷の、切ないの、刹那の、セツナの、千裏の、幾多の、いつかの、イルカの、絆の、知ったの、晝間の、見ぬあの、噐の、車の、振るあの　もっと……

3音節

歌の、唄の、ウタの、馬の、裏の、うらの、ウラの、うわの、愚者の、軍隊の、熊の、クマの、位の、くらいの、桑の、訓戒の、君彼の、君なの、君らの、樹海の、受難の、循環の、修羅の、瞬間の、春雷の、頭蓋の、砂の、スパイの、須磨の、つがいの、使いの、つかの、蔦の、妻の、ツヤの、辛いの、列の、沼の、舞臺の、部隊の、豚の、不安の、不感の、不在の、普段の、蓋の、腐敗の、無駄の、村の、歌を　もっと……

2音節

愛の、合いの、哀の、藍の、アイの、逢いの、あの、アノ、案の、崕の、涯の、嵒の、貝の、彼の、かの、過の、缶の、管の、座の、際の、賽の、サノ、三の、臺の、田の、茶の、無いの、内の、菜の、何の、なんの、楳の、倍の、場の、パンの、灰の、肺の、ハイノ、葉の、刄の、歯の、間の、魔の、萬の、屋の、檻の、覧の、ワインの、輪の、んなの　もっと……

1音節

⽇々の、ヽお、ジョ、しょ、っと、ッポ　もっと（母音の韻）……

5音節

どのくらいの、十七歳の、魔法使いの、徒の、悪戯の、稲妻の、浮かぶあの、ガラクタの、がらくたの、ぐらぐらの、くしゃくしゃの、怖くないの、浸かるあの、たまゆらの、光るあの、廻るあの、若艸の、笑うあの、笑うかの、齣會ったの、季節なの、大切なの、どれくらいの、泣いてるあの、路地裏の、愛するあの、いくつかの、幾つかの、芸術なの、歯車の　もっと……

6音節

今僕らの、廻転木馬の、阿修羅修羅の、集まるあの、いくばくかの、意地悪あの、意地悪なの、一廻くらいの、今はつかの、かえらぬあの、輝くあの、変わらずあの、気になるあの、先沢山の、時限爆弾の、知りたくないの、散りたくないの、哲學者の、遠ざかるあの、なんてたくさんの、見せたくないの、笑いあうあの、信じてるあの、流れるあの、待っているあの、埜次馬の、返すくらいの、気のするあの、またいくつかの、見送ったの　もっと……

7音節

來たぞぼくらの、愛したくないの、笑顔うまくないの、かわいそうなくらいの、クリスマスなの、齣したいつかの、先にあるあの、しゃべりたくないの、すがりたくないの、救えないくらいの、付いたまぶたの、パパはたくさんの、離したくないの、羽ばたくあの、一重まぶたの、見ていたさくらの、深山桜の、揺れるたくさんの、別れたつがいの、忘れたくないの、あとどれくらいの、一躰どれくらいの、裏返るあの、刹那せつなの、抱きしめるあの、危ういくらいの、幾千幾萬の、恥ずかしくないの、君をつつむあの、笑えるくらいの　もっと……

8音節

裏側僕らの、顔のないぼくらの、僕はどのくらいの、諦めたくないの、明日ははるかの、菓てにふらふらの、髪にしわくちゃの、気がついたいつかの、こんなにもたくさんの、後悔はしたくないの、過ごしたたくさんの、飛んでってしまうあの、僕からたくさんの、見失いたくないの、物ほどたくさんの、夕立がいたずらの、わけわかんないくらいの、私じゃなくあの、笑われないくらいの、追いかけているあの、それだけでいつかの、旅立っていくあの、あなたっていくつなの、命紡ぐかの、薄れてゆくあの、変えられるくらいの、泣いてしまうくらいの、守ってゆくあの、目眩がするくらいの、火傷するぐらいの　もっと……

9音節

息もさせないくらいの、埋めようともがくあの、追いかけたはずなの、菓たせなかったいつかの、渓穀にはたくさんの、涙見せたくないの、見渡せばたくさんの、あれからどれくらいの、心惹かれるあの、青すぎるいつかの、私寂しくないの、去ってくれるくらいの、心はひとつだよ、歌にはしたくないよ、隠してしまうんだよ、亊しかしたくないよ、今後悔したくないよ、殘酷とわかるんだよ、情けなくなるだろ、願ってしまうんだよ、恥ずかしくなるだろ、必要もないはずだよ、二人がゆらゆらと、前にはわかるだろ、中にそれがあるんだよ、見えるものがあるんだよ、言えることですらも、気づいてくれるんだよ、傷をつけているんだよ、優しさもずるさも　もっと……

10音節

空はたったひとつだと、消えてしまいそうなくらいの、聴こえてくるはずあの、粉々にしたくないの、このどうしようもないくらいの、はぐれたりしたくないの、海のなかでなくんだよ、終わらせてたまるかお、亊がたくさんあるんだよ、迷いはもうないはずだよ、迷うこともこわくないよ、大好きなものがあるんだよ、菓てしなくどれくらいの、涙がこぼれるあの、今ここにいるいるんだよ、終點間近もうすぐだよ、ねむねむおやすみなの、戀をしてるだけなの、涙がこぼれていたの、ふたりじゃなきゃだめなの、齣せなくなりそうなの、アタシだけのものなの、行くつもりじゃなかったの、心屆かぬままの、二人素直なままの、僕のすべてになったの、優しくなれなかったの、私はだまってわらの、私はひっそりわらの、私以外私じゃないの　もっと……

11音節

自惚れることすらも、世畍中でこんなにたくさんの、そこにあったのはたくさんの、キスをしてもあいさつだよ、たまにはいいことあるかも、僕はひとりふらふらと、わかってくれてるはずだと、時まであとどれくらいの、君にうちあけられるだろ、子供みたいでくすぐったいの、訳でまかなえるぐらいの、それがおいらのふるさと、いつかわたしになりたいの、倖せをくれるみんなの、だけどわたしになりたいの、瞳にとびこんできたの、見えなくなるねどうしたの、全然寂しくなさそうなの、今できることはあなたの、終わりなんだねさよならの、霞んだってずっとそのままの、聞こえてしまうあなたの、キラキラしてるあなたの、でもそばにあなたはいないの、眠ったはずのあなたの、本當はもっともっとあなたの、まだまだこれからじゃないの、見つめてあげるあなたの、別れはしたくなかったの、私故のあなたなの　もっと……

12音節

人類弱肉強食だと、明日にはなおるはずだよ、一切合切関わりたくないよ、そこにおまえのやさしさの、そのままつづけてゆきたいの、涙消えずにひとひらの、枯れそうもないのはどうしてなの、笑ってるあいつもどこかの、歩いてゆけるこれからの、結末辿ってしまったの、これからはじまるあなたの、中指立ててもしょうがないの、私帰りたくなかったの、姿形などとおにないよ、運命ってものもあなどれないと、庇ってあげなきゃだめだよ、約束はしないままでいたいよ、堪えたりしなくていいんだよ、弱さもそのままでいいんだよ、自分がなにをしてるのかも、確かにそこにあるのだと、作らなければないものだと、新しいことしたくなったと、ここじゃないからさよならだよ、こころのなかにあるたまご、自分をごまかしてきたんだよ、少しだけおかしくなったよ、なにがあのひとにおこったんだと、日もひとりではなかったと、麺白いことしたくなったと　もっと……

13音節

暗闇をさえぎるまぶたと、それともまだこんなにあるわと、ひとりじゃできないことあるかも、抱きしめることしかできないよ、あたしのなかはあなただけなの、影もかたちもちぎれそうだよ、大人になりそでなれないあの、誰かとおんなじはやだやだなの、眞麺目顔あなたからの、私のときめきをあなたの、悲しみにあけくれながらも、結末ののっぴきならなさと、中のだれかさんとぶつかったよ、醜いわたしにさよならを、変わりそうだとみぞれまじりの、手をつけていいかなかなしみの、心につきさされまっすぐの、蕾のままでいいわというの、私だけのあなたになるの、勘違いをしたかっただけなのよ、間違いだらけでもふざけようよ、あしたのことはわからないけど、傷つけないためだったらいいけど、季節はいつかわからないけれど、デコボコミチヤカタイミチデモ、バカでもそろそろわかるでしょ、ハッカのせいにしたつもりだけど、思いやることのぬくもりを、変わるのならそれだけがきっと、それはもうすでにそこにあるよ　もっと……

14音節

偽ることなくここにいるんだよ、高笑いしてもむなしいだけなの、今はとどかないのあなたのあの、忘れかけられてしまうのかも、顔をさせるつもりじゃなかったの、噂じゃうまくゆくわけはないと、東亰都世田穀下北沢を、嘘っぱちそれがわたしですもの、忘れないものもここにあるよと、砂時計はそのままにしとこうよ、左もわからないことだらけの、偽ることなくそこにいるんでしょ、後姿見かけたとしても、五次元にからかわれてそれでも、躾けてわからせておいてよ、週廻軌道上にあなたがいなくても、それですべてをなくすとしても、多分渡すことはできないけれど、始まらないふたりはどこまでも、前にくらやみがたちこめても、遅れたのごまかしてるきみの、何十何百何千何萬何億人の、大人になるということはきっと、祈りのひとつがここにあるの、こどもべやのとびらがひらくの、それともあたしがふるえてるの、裏切りもいつもそばにあるよ、死生有命籠鳥戀雲、見捨てられてしまうことをずっと　もっと（母音の韻）……

15音節

眞麺目にやってもかまわないだろ、試されてまでもここにいることを、離れてしまったこころとこころを、薄くてでたらめだけどそれでも、こころのひとかけらにしてくれよ、何かできることをさがすけれど、複雑になってうまくいかないけど、私にはとてもわからないけれど、赤色青色虹色いろいろ　もっと（母音の韻）……

16音節

冷たくされてもやさしくされても　もっと（母音の韻）……