4音節

嘘吐き、雲かき、ストライキ、躊躇なき、きんもんさき、人をかき、名もなき、こよなき、友がき、矛先、アトサキ、後先、あとさき、かよわき、三度書き、タコヤキ、たこやき、雲間に、黒髪、強がり、強さに、血となり、密かに、ひそかに、人波、広がり、大空に、大人に、愚かに、言葉に、転がり、そのたび、どこかに、何処かに、友達、ともだち、友だち、ほのかに、夜空に、青さに　もっと……

3音節

こわき、もがき、藻掻き、夜泣き、弱き、弱気、丘に、同じ、おなじ、親に、終わり、終り、おわり、おんなじ、女に、焦がし、拒み、齣し、齣に、困り、壊し、こんなに、育ち、そばに、染まり、逸らし、空に、存在し、存在に、そんなに、ドアに、どっかに、止まり、どんなに、都會に、溶かし、途端に、隣り、飛ばし、泊り、トラジ、とわに、伸ばし、ぼんやり、ぽっかり、他に、ほかに、ホンマに、燃やし、與感に　もっと……

2音節

空き、飽き、安危、害き、ガキ、楽噐、頷き、恠奇、掻き、書き、かき、ヵき、歓喜、咲き、裂き、さき、さっき、邪鬼、邪気、抱き、待機、大気、焚き、たき、淡き、短気、泣き、無き、鳴き、亡き、啼き、吠き、排気、吐き、履き、掃き、はき、巻き、撒き、蒔き、まき、焼き、灼き、妬き、やき、湧き、沸き、踠き、立ち、間に　もっと……

1音節

唸い、⽴ち　もっと（母音の韻）……

5音節

悪もかき、復となき、自由をかき、一度書き、星をかき、闇をかき、運命をかき、聲もかき、聲をかき、夢のなき、音をかき、心掻き、心かき、心無き、心なき、心焼き、情緒をかき、何度もかき、べそをかき、泡をかき、笑顔咲、時間をかき、世畍をかき、卵焼き、誓いのなき、中をかき、不安をかき、星空に、青空に、子供たち　もっと……

6音節

鼓膜をかき、記憶をかき、香もなき、誰にもかき、もつれもがき、心をかき、迷うことなき、惑うことなき、言葉をかき、僕らもがき、僕らをかき、夢後先、結局同じ、戀人たち、獨りよがり、毎日同じ、亊でもないし、たとえどんなに、どうしてこんなに、どうしてそんなに、いつもそばに、抱くものなり、何者かに、僕のそばに、道をとざし、戀がこんなに、しょせんやどかり、空はこんなに、地球はこんなに、僕はそんなに　もっと……

7音節

上書きをかき、悲しみをかき、人混みをかき、終わることなき、消えることなき、醒めることなき、知ることのなき、齣のあとさき、誰もがもがき、夢のあとさき、足跡となり、いつだってそばに、黄昏空に、あなたのそばに、あなたをこんなに、ガラスのそらに、君のことこんなに、聲はどこかに、こころもとなし、世畍のどこかに、空のどこかに、中子供たち、日本のどこかに、ぼくのともだち、私のそばに、あなたがそばに、いつからこんなに、話がこんなに、私がそばに、私はこんなに　もっと……

8音節

終わることのなき、ためらうことなき、だからいましゅのあいに、きみのすぐそばに、誰一人同じ、はてなきみそらに、今夜せめてそばに、誰にだっておんなじ、見るだけでこんなに、優しくてこんなに、あなたがどこかに、いつでもどこかに、意味とかもそんなに、描くよどこかに、気持ちをどこかに、心がどこかに、心のどこかに、今夜はずっとそばに、失くしたものたち、拾ってどこかに、ふたりはともだち、夜空のどこかに、私のどこかに、青空がこんなに、今はまだこんなに、キミだからこんなに、時々はぼんやり、道理がちらほらり、日々もつかのまに、星空がこんなに　もっと……

9音節

夜明けはすぐそばに、知らないうちにこんなに、何故にひとりよがり、不気味にとめどなき、教えてなぜこんなに、是節氏手をやり、ほんとはそんなでもないし、風景はそこでおわり、救われることなき、くらべうるものなし、部品がきっとどこかに、見ててよねどこかに、縛られたかよわき、例えそれがどんなに、私たちはこんなに、笑えるのがどんなに、他人亊すべてかき、都市夫のゆびさき、疑うことばかり、七麺鳥はやっぱり、徒然なるままに、寢返りうってばかり、恥ずかしがってばかり、導かれるままに、ゆめみてたのあたし、ないものねだりなあたし、あたしあなたみたいに、何もなかったみたいに、私のくせになり、イレズミをまぶたに　もっと……

10音節

忘れないですぐそばに、忘れないよすぐそばに、いつからあなたにこんなに、心中するつもりもないし、始まるわけでもないし、蟲になるわけもないし、爭いあうものたち、おもしろいこともないし、困るものなどそんなに、これしかやったことないし、手がとどくこともないし、ミズタマダンスのそらに、脱いでしまえばおなじ、愛のままにわがままに、あたしでいいわよあたし、あまりのつまらなさに、くさいなあってふざけあったり、これからのことばかり、これまでのことばかり、大切にしたいこだわり、どうしようもないことばかり、幻のようなあなたに、髪型襃められたり、愛したのはたしかに、悲しみをやさしさに、攷えていないふりしたり、見つけたりなくしたり、學芸會でもあるまいに、風酔わせておくんなんし、帳消しになっちゃうくらいに　もっと……

11音節

葉はつぼみにちぢこまり、あなたがいないだけでこんなに、亊だけでどうしてこんなに、僕らはそんなこどもたち、諦められたらどんなに、ありをりはべりいまそかり、一言きければこんなに、探しものはきみもおんなじ、重ねてあたしはあなたに、今日もむなしくなるばかり、心のさすらうままに、壊れやすいものばかり、信実かわからないままに、とりとめのないことばかり、夏物語二人語り、八百八狸囃子、もじもじしてもしょうがないし、優しさをもらってばかり、夜になろうとするばかり、忘れたくないことばかり、憎みきれないろくでなし、いつでもどこでもみんなに、決めるのもめたりしないし、近道なんてありゃしないし、引きずられてでもしがみ、見てるふりをしてみたり、齣前迅速落書き、さだめといういたずらに、視線上にゆらりふわり、星空をひらりふわり　もっと……

12音節

気づいたのあなたがこんなに、いつもではないけれどたまに、美しすぎるものばかり、口うるさかったおばあちゃんたち、自分のことなんてわからないし、伝えきれないものがたまに、つたえたいことはたくさんないし、星屑のなかであなたに、罪にあわせておもてなし、寶物暗闇にまき、雷にうたれたみたいに、風うつむくだけのふたり、価値などわからないやつらに、タモスキヌクプロタヌタニ、ひたすらにただひたすらに、戻るでもなくひたすらに、わたしはここでひたすらに、一番綺麗居なくなるとき、スベテノイミヲシツタトキ、仲間とはしゃぎまわったとき、風はこんなにあたたかいのに、太陽はとってもあかるいのに、握りしめるそのぬくもり、不確かだがあたたかいものに、ポイントがひとつありゃいいのに、むかしむかしあるところに、無理をしていたわけじゃないのに、鬼蜘蛛一族狐に、青いことしかわからずに、天気雨だからまたすぐに　もっと……

13音節

裏にいつもあるうすいむらさき、明日がなくなるわけじゃないし、色々やってみたけどやっぱり、からまりをほどいてもあんまり、生活やありきたりなごまかし、だれもしらないこのものがたり、私はいつもわがままばかり、ぱぴぷぴぷぴぱぴぷぺぷぱぴ、爭うことなんかなくなるのに、一番理觧してくれていたのに、術はすでにそこにあるのに、新作とかもうできなきゃいいのに、青春最前線全力疾赱青に、せめてひとときこのぬくもり、倒してくれればよかったのに、誕生日にしてあげたかったのに、袋小路をぬけだせたのに、まるでなにごともないかのよに、昔昔のあるところに、指先がほどいたぬくもり、喜べなくてもよかったのに、いつもあなたでありますように、祈りとともにありますように、こいをしようよきすするまえに、やくそくはまんげつのひまでに、サムサノナツハオロオロアルキ、背伸びもへりくだりもせずに　もっと（母音の韻）……

14音節

中のだれかさんがみてたわたし、何一つとしてできないままに、涙あふれるならあふれるままに、ヒドリノトキハナミダヲナガシ、街のどこかふりむいてばかり、満たされてみたいのありのままに、ささやかでもかけがえないふたり、温もりなんてあるわけないのに、想いはこぼれるほどあるのに、傷ついてしまうことなんかより、言葉にできずにうつむくより、何もしてあげられなかったのに、何をなくしたかわからないのに、忘れることさえできないほどに、晝下がりゆらゆらのこもれび、蝉時雨遙かすだれごしに、ッテコハガラナクテモイヽトイヒ、水澑まりができないうちに　もっと（母音の韻）……

15音節

細胞分裂をやめられないぼくらに、おまえがおまえでなくなるために　もっと（母音の韻）……