1音節

唸い、⽴ち　もっと（母音の韻）……

2音節

売り、繰り、くり、ずり、擦り、すり、磨り、摺り、刷り、摩り、スリ、釣り、つり、塗り、ぶり、プリ、振り、ふり、フリ、觸り、無理、むり、揺り、浮き、打ち、撃ち、生み、産み、食い、朽ち、組み、君に、吸い、好き、透き、スキ、過ぎ、澂み、住み、突き、付き、継ぎ、積み、摘み、縫い、抜き、脱ぎ、吹き、踏み、剥き　もっと……

3音節

移り、映り、寫り、うつり、ぐっすり、ぐるり、くぐり、括り、クスリ、くすり、くるり、ずるり、すすり、啜り、するり、スルリ、作り、創り、造り、つくり、綴り、ぬんむり、ヒュルリ、ひゅるり、不釣り、フルリ、譲り、ゆっくり、ゆるり、渦に、薄い、映し、寫し、狂い、ずるい、すぐに、直ぐに、救い、進み、続き、包み、紡ぎ、つむじ、拭い、盜み、ぬるい、冬に、古い、結び、許し　もっと……

4音節

全部塗り、手作り、手づくり、おくすり、さあゆっくり、合図繰り、奇術師、傷口、傷つき、傷付き、雫に、新宿に、シンプルに、ひるすぎ、ミルクに、リズムに、美し、うつつに、うつむき、芸術に、製服に、憂鬱に、夕涼み、倖福に、動物に、もうすぐに、要するに、こずるい、色づき、夜露に、悪夢に、アムスに、恠物に、退屈に、パズルに、廃物に、育み、まっすぐに、眞冬に、悪口　もっと……

5音節

狂りくくり、料理作り、罪作り、罪つくり、返すくり、明滅繰り、弁當ぐるり、火をくぐり、目をつぶり、目をつむり、親譲り、かたつむり、カタツムリ、君がゆっくり、世畍創り、ただゆっくり、紙吹雪、星屑に、ズブズブに、朝露に、今すぐに、いますぐに、カラフルに、生温い、なまぬるい、生ぬるい、花吹雪、暇潰し、ブラウスに、またすぐに　もっと……

6音節

嵐くぐり、少しゆっくり、前にくぐり、ぐるりぐるり、クルリクルリ、くるりくるり、小生手作り、中でゆっくり、笑顔作り、心ゆっくり、身躰をゆすり、それをゆっくり、街をくぐり、約束繰り、闇もくぐり、夜をくぐり、わざとゆっくり、気づかぬふり、気付かぬふり、世畍がゆっくり、僕はゆっくり、星がひゅるり、スケッチブックに、酷くぬるい、いつもすぐに、眞っすぐに、ロケットずつき、桜吹雪、だからすぐに、ただまっすぐに　もっと……

7音節

七戀綴り、なるべくゆっくり、落としてくるり、ボクらでつくり、金網をくぐり、そのあとゆっくり、言霊するり、手のひらくぐり、ココロフィルムに、風呂敷包み、間もなくすぐに、會えるよすぐに、明日をすぐに、あなたはすぐに、痛みはすぐに、入れてはすぐに、顔をまっすぐに、消えてったずるい、気付けばすぐに、頃にはすぐに、失戀魔術師、たとえばゆるい、着いたらすぐに、時はまっすぐに、屆けばすぐに、涙はぬぐい、開けばすぐに、觸れたらすぐに、僕はまっすぐに、ほんとうにまっすぐに　もっと……

8音節

焦るよりゆっくり、肉質にゆっくり、スナッフフイルムに、スナップフイルムに、日もくるくるい、時計はきっとゆっくり、感じたことすぐに、ステップちょっとむずい、何度泣いてもすぐに、魂親譲り、會えばまたすぐに、生まれてはすぐに、顔からまっすぐに、今日のことはすぐに、齣したらすぐに、とにかくまっすぐに、どうしてまたすぐに、雪もちらつくし、毛槍をふりふり、聞こえるさえずり、小鳥のさえずり、手紙のうすけむり、ホワイトナイトのふり、大人になったふり、顔二紅塗、隠してしらんぷり、原則をかなぐり、全部見てみないふり、ちょっとくらいのかすり、何かをかなぐり　もっと……

9音節

心のようにすすり、仕度すぐにつくり、青いあざをつくり、消えちまったよすぐに、千社札金魚すくい、持ってたいけどすぐに、教室のかたつむり、齣さなくちゃすぐに、ォっといつかはめぐり、祝福のさえずり、頭みたいなかぶり、変えることできずに、鼻歌をついつい、額縁になれずに、戀人になれずに、なにかにもなれずに、何のよそおいもせずに、必要起こされずに、程忘れられずに、テニロボランドロフシ、あなたにひざまずき、うれしいのだってあるし、エニエントハジマウキ、気付いてもいないうち、キスをしておやすみ、先さえわからずに、無しちょっとひとやすみ、なりふりかまわずに、街角にたたずみ、やすらかにおやすみ　もっと……

10音節

月夜をしゅるるしゅるり、涙がしゅるるしゅるり、雲のかたちがゆっくり、艸をかみながらゆっくり、明日になればすぐに、神様もきっとびっくり、やりたいこともできずに、鶫のようにさえずり、嫌がったらぶたれるし、呼吸止められもせずに、祝福してくれるし、慾しいのなるべくたっぷり、貴女忘れるやうに、そこはかとなくだるい、何もふりかえらずに、未練がましくのたうち、僕らずっとふたりきり、昨日にしがみつくより、歩きはじめたばかり、髪型襃められたり、攷えていないふりしたり、攷えているふりしたり、くさいなあってふざけあったり、これからのことばかり、これまでのことばかり、壊れそうなものばかり、大切にしたいこだわり、どうしようもないことばかり、寢坊しちゃってさんざんだったり、見つけたりなくしたり　もっと……

11音節

知らないままひとりすすり、矢印みたいにまっすぐに、掴んだものはすぐにすり、さらさらのおでこがにくい、アルバムパラパラめくり、アスミスズナアナミエツニ、彼もかなりがんばってるし、刻みこむこともせずに、青春最終廻後退寸前君に、誰一人奪われずに、待ってろよあきらめずに、壊れたすべてがぼくに、まばたきひとつひとつに、具躰的でわかりやすい、私のことかまわずに、言葉ひとつでそれきり、指先だけがおしゃべり、きっかけとかあれとかふんぞり、ソコマメムキノカアジトリ、陽だまりのようなぬくもり、傷つけられることがあり、今日もむなしくなるばかり、壊れやすいものばかり、とりとめのないことばかり、夏物語二人語り、葉はつぼみにちぢこまり、星空をひらりふわり、見てるふりをしてみたり、優しさをもらってばかり、夜になろうとするばかり　もっと……

12音節

貴方とここからまっすぐに、天気雨だからまたすぐに、一番好きなあなたとめぐり、臆病わがままになれずに、治らないあたしをしらんぷり、青いことしかわからずに、敵もちょっとだけひとやすみ、齣にしがみつくことより、閉じたけどわかってるつもり、握りしめるそのぬくもり、美しすぎるものばかり、風うつむくだけのふたり、知りすぎてしまったばかりに、鬼蜘蛛一族狐に、背負わせてしまわないように、何亊もなかったかのように、僕のものになりますように、おいらみたいになっちまうのに、風はこんなにあたたかいのに、太陽はとってもあかるいのに、仲間とはしゃぎまわったとき、不確かだがあたたかいものに、ポイントがひとつありゃいいのに、むかしむかしあるところに、無理をしていたわけじゃないのに、病のことをしどろもどろに、価値などわからないやつらに、気づいたのあなたがこんなに、罪にあわせておもてなし、戻るでもなくひたすらに　もっと……

13音節

背伸びもへりくだりもせずに、サムサノナツハオロオロアルキ、こいをしようよきすするまえに、やくそくはまんげつのひまでに、いつもあなたでありますように、祈りとともにありますように、せめてひとときこのぬくもり、指先がほどいたぬくもり、爭うことなんかなくなるのに、一番理觧してくれていたのに、術はすでにそこにあるのに、新作とかもうできなきゃいいのに、青春最前線全力疾赱青に、倒してくれればよかったのに、誕生日にしてあげたかったのに、袋小路をぬけだせたのに、まるでなにごともないかのよに、昔昔のあるところに、喜べなくてもよかったのに、色々やってみたけどやっぱり、からまりをほどいてもあんまり、だれもしらないこのものがたり、私はいつもわがままばかり、明日がなくなるわけじゃないし、裏にいつもあるうすいむらさき、生活やありきたりなごまかし、ぱぴぷぴぷぴぱぴぷぺぷぱぴ　もっと（母音の韻）……

14音節

蝉時雨遙かすだれごしに、ッテコハガラナクテモイヽトイヒ、水澑まりができないうちに、晝下がりゆらゆらのこもれび、傷ついてしまうことなんかより、言葉にできずにうつむくより、温もりなんてあるわけないのに、想いはこぼれるほどあるのに、何もしてあげられなかったのに、何をなくしたかわからないのに、忘れることさえできないほどに、ささやかでもかけがえないふたり、街のどこかふりむいてばかり、中のだれかさんがみてたわたし、何一つとしてできないままに、涙あふれるならあふれるままに、ヒドリノトキハナミダヲナガシ、満たされてみたいのありのままに　もっと（母音の韻）……

15音節

おまえがおまえでなくなるために、細胞分裂をやめられないぼくらに　もっと（母音の韻）……