4音節

熱いお、あっついお、軽いお、丸いお、上手にお、自分にお、すぐにお、ゆっくりお、歩みを、悪意の、大好きよ、白銀の、白紙の、祭りの、役にも、悪いと、拳を、小指の、小指を、得意の、僕にも、決意を、煙の、煙を、手首を、眠りの、眠りを、恵みの、人類の、翡翆の、羊の、水色、ずるいよ、救いの、救いを、続きも、続きを、剣を、吹雪の、ゆっくりと　もっと……

3音節

君にお、ついお、後ろ、うしろ、うちの、海と、海の、海も、海よ、海を、口の、口も、口を、國の、國を、首の、首を、君にも、酸いも、好きと、好きの、好きも、好きよ、好きを、隅の、次の、次も、月夜、土の、土を、罪と、罪の、罪も、罪を、武噐を、無亊を、蟲の、蟲も、むしろ、無理よ、雪と、雪の、雪も、雪よ、雪を、指と、指の、指も、指を、百合の　もっと……

2音節

一緒、いっそ、一歩、銀の、きっと、木の、気の、機の、樹の、気も、気を、木を、金と、金の、金も、金を、じっと、死の、詩を、死を、脣の、脣を、血と、血の、地の、血も、血よ、血を、地を、人よ、二の、人と、人の、人も、人を、ひと、ヒト、火の、緋の、火よ、火を、身の、身も、見よ、見ろ、身を、実を、理を、リンゴ、凛と　もっと……

1音節

ヽお、ジョ、しょ、っと、ッポ、⽇々の　もっと（母音の韻）……

5音節

歯癢いお、暁の、暁を、中指を、手探りの、滅卻師の、北國の、白百合の、三日月の、三日月よ、おやすみの、粉雪の、齣口の、齣口を、土砂降りの、どしゃぶりの、弱蟲の、嘘つきの、一筋の、ひとすじの、雨降りの、姫百合の、行きずりの、首筋の、首筋を、次々と、年月を、ゆきずりの、傷口を、地続きの　もっと……

6音節

頭打ちの、いじわるにも、感じたふりの、かよわいふりの、夏祭りの、夏休みの、夏休みも、ねむったふりよ、朧月夜、そのこぶしを、仲良くきっと、何十色にも、海ほおずきよ、屆けるきっと、堂々巡りの、日めくりの、星巡りの、星めぐりの、香付きの、薬指の、薬指も、久しぶりの、一人罪を、水しぶきを、いますぐによ、紙吹雪の、苦労つづきの、花吹雪の、花吹雪よ、唯一無二の　もっと……

7音節

まるいまるいお、北山杉を、知ったかぶりの、波はざんぶりこ、眞夜中すぎの、とにもかくにも、これじゅうかつにも、クリストフにも、さかなのくちの、澑まってぽつりと、何百色にも、にぎりこぶしを、ぽつりぽつりと、ポツリポツリと、埋もれてるきっと、虚空輪廻対の、決意でくちを、そらのめぐりの、なくなってるしっぽ、母のめぐみの、おんなのしるしの、點描のしくみを、胸がちくりと、桜吹雪の、大島紬の、何をするにも、見つめゆっくりと、みてみぬふりを、夢がゆっくりと、夢のつづきを　もっと……

8音節

おはようとおやすみを、地方はどしゃぶりの、僕らのあくびの、胸でおやすみよ、約束破りも、上ったひとすじの、それはひとすじの、涙一筋の、利久鼠の、まだまだねむいの、弱蟲毛蟲の、生まれてくるきっと、締めてもするりと、風呂敷づつみを、僕らのつづきを、明日はちょっぴりお、埜原でのんびりお、気持ちはすでにお、誰かのためにお、大好きだったのにお、望むがままにお、私じゃなさにお、獨立記唸日も、だからどんなときも、奴なんてどこにも、あなたとわたしの、あなたとわたしを、あなたはわたしの、生まれたばかりの、さよならわたしの　もっと……

9音節

わたしがまだつみの、違和感ありまくりの、與感からひとすじの、休めたらゆるりと、一言哀しみと、眩しすぎるきみの、オトナになるってきっと、僕もつられてきっと、生きていけますようにと、あなたのぬくもりを、世畍にたったひとりの、育てようぬくもりを、日々がいつまでもきっと、明日になればきっと、あとでちょっとわたしを、いくつものわたしと、教えてくれたひと、終わりのはじまりを、飾られたひかりの、記憶のないわたしと、これがわたしたちの、世畍がなんでこんなにも、損ねたなけなしの、たしかなものはきっと、足りないものばかりの、靡かせてひらりと、人形みたいなわたしの、楳雨のあとさきの、話してないあたしの、羽ばたくわたしを　もっと……

10音節

足元のぬかるみを、鳥たちのさえずりも、どうしてこんなにねむいの、傘広げてゆっくりと、日々をつないでゆくにも、勇気付けられるふりも、突然変異ってくらいにお、操られるふりにも、よろこびもかなしみも、聴こえてきますようにと、愛してるなんかよりも、かなしみもよろこびも、傷付けることよりも、背伸びしてみるよりも、人はどんなつらいことにも、あそびならまだましよ、あなたがいないとこんなにも、嘘をついてばかりよ、消えることがこんなにも、越えてみせるからきっと、些細なよろこびたちを、倖せをくれたひと、そこはきっとまやかしと、抱かれてもいつわりの、泥棒猫呼ばわりも、何ひとつってあたしを、僕たちはあなたたちを、水澑りにぽちゃりと、見つけたあやかしたちの、わたしのこどもたちよ　もっと……

11音節

夕立みたいにどしゃぶりの、少女のあたしをもいちど、忘れないでぼくはきみを、嘘ついてばっかりできっと、堪えてどうしようなんてきっと、思春期生理期失戀期を、すぐそばにあるようできっと、食いものにされないようにと、今未練なんかこれっぽっちも、心殘りとかいろいろ、ささやきかけるみどりの、素直になるべきときを、大好きなことをきっときっと、ふたりきりになるときっと、僕はいつでもどきどきを、窓辺でちいさなつぼみを、耳をふさげばみどりの、愛するということはきっと、産聲上げたばかりの、形のないものばかりを、くるくるきみのまわりを、素直になれないふたりの、誰かやさしくわたしの、人ばかりのあなたたちを、ヘソまがりんちょでまがりんぼ、ヘソまがりんちょのまがりんぼ、夜空にきらりきらりと、第一希望はなんてったってお、黙ってうつむいてたお、愛がずっとひとりぼっちよと　もっと……

12音節

忘れることはたやすいと、誰もいつかたったひとりの、煖めてくれるひとりぼっちの、不安になってしまうけどきっと、目覚めはじめたとまどいも、愛せないことにあなたはきっと、茜色夕暮れひとさじの、あなたをこわしたわたしの、今でもあなたはわたしの、躰育座りしてぼんやりと、天におられるわたしたちの、行方もなきものたちの、見えないはずのものばかりを、未來にもいられないのはきっと、叫びはどこへゆけばいいの、朝晝晩一日中君の、いろはにほへとちりぬるを、作れたらそれだけでいつも、二人のでこぼこはいつでも、求めてここにいるんじゃないけど、やれるだけやるしかないでしょ、パパはでもねあなたのこと、新しいことしたくなったと、運命ってものもあなどれないと、枯れそうもないのはどうしてなの、こころのなかにあるたまご、自分をごまかしてきたんだよ、少しだけおかしくなったよ、日もひとりではなかったと、弱さもそのままでいいんだよ　もっと……

13音節

変わりそうだとみぞれまじりの、手をつけていいかなかなしみの、思いやることのぬくもりを、変わるのならそれだけがきっと、化物になることばかりを、それはもうすでにそこにあるよ、蕾のままでいいわというの、眠りにつくまでここにいるよ、私だけのあなたになるの、あしたのことはわからないけど、遠まわりばかりしてきたけど、傷つけないためだったらいいけど、季節はいつかわからないけれど、先さえまだわからないけれど、狹しとぶちまけてみたけど、早熟なのはしかたがないけど、デコボコミチヤカタイミチデモ、何ができるかわからないけど、涙流すことになるけど、バカでもそろそろわかるでしょ、ハッカのせいにしたつもりだけど、無理矢理あてはめてみるけど、間違いだらけでもふざけようよ、勘違いをしたかっただけなのよ、あたしのなかはあなただけなの、影もかたちもちぎれそうだよ、抱きしめることしかできないよ、誰かとおんなじはやだやだなの、ひとりじゃできないことあるかも、醜いわたしにさよならを　もっと……

14音節

何十何百何千何萬何億人の、遅れたのごまかしてるきみの、大人になるということはきっと、祈りのひとつがここにあるの、裏切りもいつもそばにあるよ、こどもべやのとびらがひらくの、死生有命籠鳥戀雲、それともあたしがふるえてるの、見捨てられてしまうことをずっと、偽ることなくそこにいるんでしょ、後姿見かけたとしても、五次元にからかわれてそれでも、躾けてわからせておいてよ、週廻軌道上にあなたがいなくても、それですべてをなくすとしても、多分渡すことはできないけれど、始まらないふたりはどこまでも、左もわからないことだらけの、前にくらやみがたちこめても、砂時計はそのままにしとこうよ、嘘っぱちそれがわたしですもの、忘れないものもここにあるよと、偽ることなくここにいるんだよ、今はとどかないのあなたのあの、噂じゃうまくゆくわけはないと、顔をさせるつもりじゃなかったの、高笑いしてもむなしいだけなの、東亰都世田穀下北沢を、忘れかけられてしまうのかも　もっと（母音の韻）……

15音節

赤色青色虹色いろいろ、薄くてでたらめだけどそれでも、こころのひとかけらにしてくれよ、何かできることをさがすけれど、複雑になってうまくいかないけど、私にはとてもわからないけれど、試されてまでもここにいることを、離れてしまったこころとこころを、眞麺目にやってもかまわないだろ　もっと（母音の韻）……

16音節

冷たくされてもやさしくされても　もっと（母音の韻）……